こちらは終了致しました。
伊賀地方の山水を集めた木津川は、古く「泉川」という名で呼ばれ、京都府の手前で北方向へ大きく流れを変えています。その少し上流の加茂地方に、「みかの原わきて流るる泉川いつ見きとてか恋しかるらむ」と歌に詠まれた瓶原(みかのはら)が広がっています。そこに元明天皇は離宮を営み、その跡に孫である首皇子は即位して聖武天皇となり、740年に平城京を廃して新たな都の建設に取り掛かられました。
「大養徳恭仁大宮(やまとのくにのおおみや)」、いわゆる恭仁京(くにきょう)です。
新年1月の文学散歩は「はんなり菊太郎」でお馴染みの澤田ふじ子さんの歴史小説『天平大仏記』を手がかりに、加茂駅から恭仁京址がる瓶原を辿ります。
*講師が同行します。雨天も実施します。