関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2016.09.02 【参加要領】
第514回関西文学散歩
~異文化へのやさしい眼差し―ハーンが見た神戸~
2016年9月11日(日)開催
関帝廟
小泉八雲旧居跡の碑

こちらは終了致しました。

「家へ帰ってから、私は今一度小さな障子を開けて、外の夜景を眺める。螢が長く光るやうに、橋の上を提燈がちらちらする。(略) 對岸の家の廣い障子が、外からは見えぬランプの薄黄色の光を帯びて、その明るい面に優美な夫人の影法師の動くのが見える。私は日本でガラスが一般に採用されるやうなことのないのを熱望に堪へない――面白い映像がなくなるから。…」(「知られぬ日本の面影」より)

 ハーンは、明治23年(1890)に来日し、知遇を得て島根県松江で英語教師となり、士族の娘・小泉セツさんと結婚します。その神々の国で、ハーンは「日本」に親しみ、交感し、松江から熊本を経て、明治27年(1894)10月に神戸へ越してきました。神戸クロニクル社に職を得たハーンは、しかし、近代化を急ぐ神戸の街や同朋、また日本の人々にも失望を感じてしまいます。

 その後、東京帝国大学の英語講師として勤めることになり、日本に帰化することを決意、その手続きのために何度も兵庫県庁を訪れています。そしてハーンは、日本の原点だと思っている出雲地方に残る「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに…」の歌から命名し、晴れて「小泉八雲」と名乗りました。

 ハーンの神戸滞在は2年弱でしたが、その間も、常に日本にやさしい眼差しを送り続けた彼が見た神戸を、ゆかり深い所どころで考えてみます。

 

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

*集合場所・集合時間など、詳しくは事務局(電話:06-6775-1567 Fax:06-6775-1568)へ
 お問合せください。

カルチャーウォーキング

参加費 会員=1,400円 /会員同伴の18歳以下は1,100円(証明書提示)
[講師謝礼、資料代、会場費、保険料等を含む]
一般(会員外)=1,700円/同伴の18歳以下は1,400円(証明書提示)
[講師謝礼、資料代、会場費、保険料等を含む]
その他 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止
お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
文學回廊
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