こちらは終了致しました。
今月の作家、澤田瞳子(さわだ とうこ)さんは、時代物で定評のある作家・澤田ふじ子さんのお譲さん。2010年に奈良時代の青春群像を描いた「孤鷹の天(こようのてん)」でデビューされ、今回のテキスト「若冲」は2015年上期の第153回直木賞候補、2016年には第9回親鸞賞を受賞しました。
2016年、京都は「若冲生誕300年記念」の展覧会・講演会・関連イベントで沸きましたが、京都国立博物館では1月15日まで、相国寺承天閣美術館では5月21日まで記念展覧会が続行されるそうです。
観る者を圧倒する美しさと奇抜な構図で「奇想・奇才の絵師」と言われる伊藤若冲。小説は、青物問屋の主人の座を捨て、絵画に没頭して隠遁生活を送った若冲と、彼を取り巻く人々との人間関係、ライバルである弁蔵(後の市川君圭 いちかわくんけい)との相克を、円山応挙や与謝蕪村なども活躍した時代とともに描いています。
その若冲が晩年を過ごした寺院としては、石仏五百羅漢の伏見石峰寺が有名ですが、桃山寄りに伊達政宗の屋敷を改めた伽藍といわれ、普茶開祖道場としても知られる黄檗宗の海寶寺があり、その方丈には若冲最晩年の逸品とされている「群鶏図障壁画・9面」が描かれていました。現在は、京都国立博物館に収蔵されていて当所での拝観はできませんが、方丈は若冲が最後の作品を描いた部屋であり「若冲筆投げの間」とも呼ばれています。
今回は、最後の若冲・晩年の若冲を訪ねて、伏見区東部の谷あいの道をたどっていきたいと思います。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
集合日時 | 平成29年1月8日(日) 午前10時 |
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集合場所 | JR奈良線「藤森」駅・改札口 |
参加費 | 会員=1,000円 /会員同伴の18歳以下は700円(証明書提示) [資料代、海寶寺・龍雲寺2ケ寺ご志納400円、保険料等を含む] 一般(会員外)=1,300円/同伴の18歳以下は1,000円(証明書提示) [資料代、海寶寺・龍雲寺2ケ寺ご志納400円、保険料等を含む] |
その他 | 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止 お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |