関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2017.01.04 【参加要領】
第518回
~最後の若冲・晩年の若冲―「若冲とは何者か」を伏見で辿る~
2017年1月8日(日)開催

こちらは終了致しました。

 今月の作家、澤田瞳子(さわだ とうこ)さんは、時代物で定評のある作家・澤田ふじ子さんのお譲さん。2010年に奈良時代の青春群像を描いた「孤鷹の天(こようのてん)」でデビューされ、今回のテキスト「若冲」は2015年上期の第153回直木賞候補、2016年には第9回親鸞賞を受賞しました。

 2016年、京都は「若冲生誕300年記念」の展覧会・講演会・関連イベントで沸きましたが、京都国立博物館では1月15日まで、相国寺承天閣美術館では5月21日まで記念展覧会が続行されるそうです。

 観る者を圧倒する美しさと奇抜な構図で「奇想・奇才の絵師」と言われる伊藤若冲。小説は、青物問屋の主人の座を捨て、絵画に没頭して隠遁生活を送った若冲と、彼を取り巻く人々との人間関係、ライバルである弁蔵(後の市川君圭 いちかわくんけい)との相克を、円山応挙や与謝蕪村なども活躍した時代とともに描いています。
 
 その若冲が晩年を過ごした寺院としては、石仏五百羅漢の伏見石峰寺が有名ですが、桃山寄りに伊達政宗の屋敷を改めた伽藍といわれ、普茶開祖道場としても知られる黄檗宗の海寶寺があり、その方丈には若冲最晩年の逸品とされている「群鶏図障壁画・9面」が描かれていました。現在は、京都国立博物館に収蔵されていて当所での拝観はできませんが、方丈は若冲が最後の作品を描いた部屋であり「若冲筆投げの間」とも呼ばれています。

 今回は、最後の若冲・晩年の若冲を訪ねて、伏見区東部の谷あいの道をたどっていきたいと思います。

 

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

カルチャーウォーキング

集合日時 平成29年1月8日(日) 午前10時
集合場所 JR奈良線「藤森」駅・改札口
参加費 会員=1,000円 /会員同伴の18歳以下は700円(証明書提示)
[資料代、海寶寺・龍雲寺2ケ寺ご志納400円、保険料等を含む]
一般(会員外)=1,300円/同伴の18歳以下は1,000円(証明書提示)
[資料代、海寶寺・龍雲寺2ケ寺ご志納400円、保険料等を含む]
その他 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止
お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
文學回廊
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