こちらは終了致しました。
次回、10月の第2日曜日は、奈良から京都に都が遷った時代を訪ねます。
桓武天皇が薨御され、俄かに鮮烈を呈した皇位継承問題。安殿親王が新帝・平城天皇として即位、皇太子は神野親王(後・嵯峨天皇)と決まったものの、長岡京から平城京へ遷都した途端に継承問題が再熱、「二所朝廷」ともいうべき事態が生じました。
その陰に見え隠れする内侍(ないしのかみ:女官の官名)藤原薬子。「薬子の乱」で歴史に名を馳せ、桓武天皇の愛妾だったとも伝わる彼女の真の目的は……。
三枝和子『薬子の京(くすこのみやこ)』を手掛かりに、事件の発端を、早良親王の憤死事件を陰に潜める長岡京大極殿址や西国街道(向日市~長岡京市エリアの一部)で辿ります。
*講師が同行します。雨天も実施します。