関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2018.02.09 【参加要領】
第531回
~薩摩藩伏見屋敷と島津家ゆかりの人々~
2018年2月11日(日)開催

こちらは終了致しました。

 昨年(2017年)6月3日、寺田屋事件の際に坂本龍馬を匿った薩摩藩伏見屋敷の絵図が見付かった、と新聞などで報じられました。京都伏見といえば、「寺田屋事件」の寺田屋と酒蔵が映える濠川の風景が多くの観光客の足を留めますが、区内には観光客があまり足を向けない幕末ファン必見というスポットがあります。

 今回はこのうち、「薩摩藩伏見屋敷」「坂本龍馬が隠れた材木小屋跡」、<もう一つの寺田屋事件>を伝え通称を<薩摩寺>とも言った「薩摩藩祈祷所・大黒寺」(宝暦治水事件や、西郷と大久保の会談も伝える)、その向かいの「松林院」(寺田屋 登勢の墓所)など、薩摩藩ゆかりの旧跡を中心に伏見区を巡ります。

 テキストは、西郷さんに魅せられていたという海音寺潮五郎の『史伝 西郷隆盛』と、大河ドラマの原作でもある林真理子の『西郷(せご)どん!』を選びました。歴史を描いた物語には、史伝・歴史小説・ドラマがありますが、その違いもお話ししたいと思います。                       

 伏見屋敷は、西国各藩が参勤交代行列で洛中には入れないため、街道筋である伏見に屋敷を設けたもので、薩摩藩伏見屋敷には、藩主はもとより、嘉永6年9月29日(1853年10月31日)には、島津斉彬(なりあきら)の養女となった篤姫(あつひめ)もこの屋敷に入りました。そして10月2日、摂家筆頭近衛家の娘として徳川家に嫁ぐことになっていた篤姫は、洛中の近衛家に挨拶に行き忠煕(ただひろ)と面会、4日には宇治萬福寺を訪れ、6日に伏見を発って江戸へと向かっています。

 結局、篤姫は第13代将軍徳川家定に嫁ぎましたが、この伏見滞在が、彼女の一生一度の洛中洛外観光になりました。西郷はその時、江戸にいて、篤姫の婚礼道具を調達した(安政大地震で急遽新規調達)と伝えられています。

 

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

*集合場所・集合時間など、詳しくは事務局(電話:06-6775-1567 Fax:06-6775-1568)へ
 お問合せください。

カルチャーウォーキング

参加費 会員=1,400円 /会員同伴の18歳以下は1,100円(証明書提示)
[資料代・拝観料ほか・保険料等を含む]
一般(会員外)=1,700円/同伴の18歳以下は1,400円(証明書提示)
[資料代・拝観料ほか・保険料等を含む]
その他 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止
お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
文學回廊
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