関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2018.03.30 【参加要領】
第533回
~鷹ヶ峯の芸術村、『嵯峨野明月記』の世界で太夫道中を見る~
2018年4月8日(日)開催

こちらは終了致しました。

 今年の桜は開花が早く、3月末には咲き競うそうですが、鷹ヶ峯は、京都北部に当たり、この日は満開? と期待するのですが……。本日は、そんな鷹ヶ峯を周遊しますが、松本清張は小説「光悦」で、この一帯を次のように紹介しています。

「私どもの住んで居ります村は、京の北に当る鷹ヶ峯(たかがみね)の麓(ふもと)でございます。村と申しましても、東西二百間、南北七町余、五十五軒の集落でございますが、住人は悉(ことごと)く本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)由縁(ゆかり)の者で、余人は一人も住んで居りません。それというのが、ここは光悦が権現(ごんげん)様より拝領した土地で……」(『小説日本芸譚』―「光悦」より)

「権現様」は徳川家康のこと。「京に住み飽いたからどこぞへんぴなところへ移りたい」(同著より)という光悦の希望を叶え、家康は、それまで「追剥ぎが出る」といわれた僻村の一角を光悦に与えました。通りの東側には本阿弥一門の家々、向い側は門下や知己の者たちの屋敷などが並び、辺りは「光悦村」とも呼ばれた芸術村が広がっていました。光悦は、俵屋宗達<画>、角倉素庵<版>とともに「嵯峨本」の<書=筆>を担当して、美術界・出版界に名を残していますが、その模様を記した『嵯峨野明月記』と『小説日本芸譚』を手掛かりに、伏見城落城の悲劇を血天井に伝える源光庵も拝観、「光悦村」と「嵯峨本」それぞれの誕生の経緯や、光悦の美を追求する「心」を探ります。

 なお、光悦と親交があった吉野太夫の「花供養」が行われる常照寺の拝観(入門)は、点心席券(\5,500-)をお持ちの方のみ許可されます。ご希望の方は別途自由に当日券をご購入のうえご拝観ください。

 

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

カルチャーウォーキング

集合日時 平成30年4月8日(日) 午前10時
集合場所 JR「二条」駅・改札口前
参加費 会員=1,200円 /会員同伴の18歳以下は900円(証明書提示)
[資料代、拝観料、保険料等を含む]
一般(会員外)=1,500円/同伴の18歳以下は1,200円(証明書提示)
[資料代、拝観料、保険料等を含む]
※別途バス代230円をご準備下さい
その他 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止
お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
文學回廊
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