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2018.05.31 【予告】
第535回
~「火垂るの墓」の記念レリーフと神戸市立御影公会堂~
2018年6月10日(日)開催

こちらは終了致しました。

 アニメーション映画『火垂るの墓』や『ハイジ』で著名な監督・高畑勲さんが、今春4月5日に亡くなられ、その訃報が翌日の新聞などで報じられました。その作品に主要な場面として登場する御影公会堂が、1年前の同日、4月6日に改修工事を終えてお披露目をされたのは(リニューアルオープンは4月10日)、奇しき縁だったのでしょうか。

 同名の小説『火垂るの墓』の原作者は野坂昭如氏で、太平洋戦争の戦火に晒された神戸市と西宮市を舞台に、兄妹二人が愛情と無常が交錯する中を懸命に生きようとし、そして蛍のように二つの命が消えていくとい物語。

 野坂氏は後に「小説にでてくる兄ほどに、妹をかわいがってやればよかったと、今になって…くやむ気持が強く、小説中の清太に、その想いを託したのだ」と述懐されていますが、アニメもほぼ原作に史実に描かれて多くの観客の涙を誘い、現在、公会堂に近い石屋川右岸には「火垂るの墓記念碑」が建てられています。

 次回は、そんな小説とアニメ作品の舞台を辿ってみようと思います。

 

*講師が同行します。雨天も実施します。

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