記録的豪雨の余波で、今回は中止とさせていただきました。

―ご希望が多いので、8月12日に振り替えて行います―

　７月３日の台風通過に伴い西日本各地を襲った未曽有の記録的豪雨は、大阪府下ではとくに北摂地域を襲いました。行き先の豊中市にも、前日の７日には避難勧告が発令され、８日朝の段階でまだ解除されておらず、加えて情報では、千里川が増水しているとのことでした。予定コースの、飛行機の着陸が見られる「伊丹空港32Lエンド！」は千里川の土手であり、緊急会議で鉄砲水や洪水など、万が一の危険も回避せねばという方向が示されました。

　そのうえに、九州・中国・四国や畿内北部などで大災害に遭われた方が多く、そんなニュースの最中に、カルチャーウォーキングをするのはいかが？という意見もあり、中止を決定させて頂いた次第です。といっても、ご参加を予定して下さっていた方もおられ、集合場所の阪急「曽根」駅へ出向き、その方々へはお断りとお詫びを申し上げました。今回のテーマとコースは、８月１２日に延期して行う事になりましたが、中には「せっかくここまで来たから、どこかへ行こう」という方々もおられ、各自、駅頭の市街地マップから自由に行き先を選択され順次散会となりました。

　受付担当の横井は、最後に来られたお二人と共に、結局「森友学園」に行ってみようということになり、駅員さんに場所を確認して「庄内」駅まで戻りました。大阪音楽大学の北側にその建物はあり、校舎の右肩に「瑞穂の國 記念小學院」とあり、「国」・「学」が旧字であるのが特徴的でした。西側が広域避難場所でもある閑静な広い公園で、のびやかな景観。空にはすでに、中止したのが恨めしいほどの青空が広がっていました。そんな公園越しにみる建物は解体するのでしょうか…？　解体費用は税金投入…？　様々に複雑な思いが残った一日でした。

＜報告：事務局＞