関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2019.05.07 【参加要領】
第545回
~佐藤愛子の甲子園生活と阪神間モダニズム~
2019年5月12日(日)開催

こちらは終了致しました。

 現在96歳になられる佐藤愛子(1923生)さんは、大阪帝塚山のお生まれですが、満2歳のとき、自ら「私の故郷」と呼ぶ甲子園(当時は武庫郡鳴尾村)に家族とともに転居され、小学生で再び同町内に引っ越しをされています。『これが佐藤愛子だ-2』に収められたエッセー「失われゆくふるさと」には、佐藤さんが昭和50年に訪ねられ、当時を振り返られた時のことが書かれています。

「私が小学校5年生のとき、私の家は駅の近くの3階建ての家から、路面電車で北へ行った、2停留所目の五番町というところに引越した。その家は空襲にも遭わず、今もそのまま残っている」

 帝塚山から鳴尾村へ引っ越した当時は、阪神間モダニズムの全盛期で、父・紅緑(こうろく:作家)もブームに乗るかのように新しい文化生活を六甲山南斜面のこの辺りに、求めたのでしょう。武庫川沿いには、1928年竣工の温山記念会館(松山大学)や、1930年竣工の旧甲子園ホテル(武庫川女子大学)など、当時を偲べる建築物が残され、佐藤愛子さんの2度目の甲子園(鳴尾村)の家も、回りの植え込みや石垣などが残されています。

 83歳で自叙伝ともいえる約3400枚の『血脈』を書かれた佐藤愛子さんの、多感な少女時代を、モダニズム文化が色濃く残る町で辿ります。

 

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

カルチャーウォーキング

集合日時 2019年5月12日(日) 午前10時
集合場所 JR神戸線「甲子園口」駅・改札口前
参加費 会員=800円 /会員同伴の中学生以下は500円(証明書提示)
[御志納、会場使用料・資料代、保険料等を含む]
一般(会員外)=1,100円/同伴の中学生以下は800円(証明書提示)
[御志納、会場使用料・資料代、保険料等を含む]
その他 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止
お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
文學回廊
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