こちらは終了致しました。
ラフカディ・オ・ハーン(小泉八雲)と並び、日本をこよなく愛し、日本の素晴らしさを世界に知らしめたヴェンセスラウ・デ・モラエス(通称・モラエス)は、明治32年(1899)、ポルトガルの軍人・外交官として初来日しました。マニラ総領事を経て、再び来日、神戸総領事として芸者「おヨネ」と暮らしますが、彼女が亡くなってからは姪の「コハル」と徳島市内に暮らし、「とーじいさん」と呼ばれて親しまれました。
今回は、新田次郎の『湖愁』にも描かれたモラエスの神戸在勤中の暮らしぶり、そして徳島での晩年の孤独な生活を顧みてみたいと思います。
「孤愁(サウダ—デ)」─胸の疼くような思い・懐かしさ。日本での生活は必ずしも幸福で安穏な日々とはいえなかったようですが、神戸では、日本の自然、文化、女性を愛し、その著作で日本の素晴しさ、日本人の美徳を世界に知らしめ、失意と孤独の内に徳島市内で亡くなりました。
『孤愁』は、毎日新聞連載の新田次郎の未完絶筆作品を、新田の息子で数学者・エッセイストの藤原正彦が書き継いだ力作評伝です。神戸の異人館時代も紹介する市立博物館がリニューアルオープンされます。モラエスとともに合わせて観覧したいと思います。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
集合日時 | 2019年11月10日(日) 午前10時 |
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集合場所 | JR神戸線「神戸」駅・中央改札口 |
参加費 | 会員=800円 /会員同伴の中学生以下は500円(証明書提示) [会場費・資料代・保険料等を含む] 一般(会員外)=1,100円/同伴の中学生以下は800円(証明書提示) [会場費・資料代・保険料等を含む] |
その他 | 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止 お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |