こちらは終了致しました。
「歩くことは歴史をつれもどすことだった。また考える道でもあった。そうして、またここでも、こっちにふりかえる心がなければ、歴史というものはあり得ないという、あたりまえのことを学んだのである。
ぼくが、和尚の由縁の地に佇んで、どんなことを思い、どんなことを空想してみたか、勝手な旅につきあわせることになろうけれど、ぼくなりの一休和尚像を、歩きながら語ることになる。しばらく、退屈なこの旅に、つきあってほしい。」
─ 水上勉『一休を歩く』より ─
水上勉は、「一休」を歩きはじめます。最初は嵯峨野、といっても西山に近い嵯峨野の辺境に、静かにたたずむ衣笠山地蔵院という臨済宗の禅刹です。その近くで、応永元年(1304)、後小松天皇のご落胤として一休宗純は生まれたらしい、と水上勉は想像しており、境内には「一休禅師母子像」が建てられています。
その後、自殺未遂をする石山、湖西の堅田、大阪堺などを巡歴し、京田辺の一休寺(酬恩庵)で亡くなるまでの88年の足跡を辿り、「何度もいうようだが、やっぱり歩いてみるものだ。歴史家や学者の教えてくれないことがわかってくる」と『一休を歩く』を締めくくっています。今回は、水上勉とともに「一休」を歩いてみましょう。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
*集合場所・集合時間など、詳しくは事務局(電話:06-6775-1567 Fax:06-6775-1568)へ
お問合せください。
参加費 | 会員=1,700円 /会員同伴の中学生以下は1,400円(証明書提示) [拝観料・資料代・保険料等を含む] 一般(会員外)=2,000円/同伴の中学生以下は1,700円(証明書提示) [拝観料・資料代・保険料等を含む] |
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その他 | 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止 お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |