関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2022.12.27 【参加要領】
第576回
飛鳥への入り口・海石榴市(つばいち)で、上田秋成「雨月物語」を読む
2023年1月8日(日)開催

こちらは終了致しました。

 仏教伝来地でもある金屋の海石榴市(つばいち)は、初瀬川(大和川上流部)と、山の辺の道や初瀬街道との結節点で、水陸交通の要衝でした。大和川を上ってきて舟を乗換え、初瀬川に入って海石榴市で上陸。椿がたくさん植えられたことから海石榴市と呼ばれ市場が立っていたことから湊は市場として栄え、『日本書紀』によると、遣隋使・小野妹子はここで飾り馬を仕立てて飛鳥の都に向かったといいます。

 平安時代には初瀬詣での貴族たちでにぎわいましたが、そんな水陸交通の要衝には、上田秋成『雨月物語―「蛇性の淫」』の主人公・豊雄が逃れてきた姉の家がありました。1月はそんな蛇の化身に取りつかれた男の怪異な半生を考えます。

 物語の主人公・豊雄は朝食もとらずに家を出ました。これは夢が現実になることを期待してのことで、俗に「朝夢は正夢」といいました。そして、豊雄が出会った「真女子(まなご)」という女性にえらく執着され、海石榴市の姉の家まで逃げて来たのです。この話は、中国の伝説、『西湖佳話』の中にある「雷峰怪蹟」という話がその原話で、<許宣>という若い男が「蛇性の淫」の主人公、豊雄に置き換わっていますが、最後に豊雄を助けるのが、あの安珍清姫物語の道成寺の僧という仕立てです。今回は、「蛇性の淫」を繙きながら、山の辺の道の最南端・海石榴市を目指します。

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

*集合場所・集合時間など、詳しくは事務局(電話:06-6775-1567 Fax:06-6775-1568)へ
お問合せください。

*緊急事態宣言などが発令された場合は中止

●コロナ感染防止対策として●
・必ずマスクを着用してください。(マスクが着用できない方はあらかじめご相談ください)
・受付時に体温測定と手指の消毒をしていただきます。

 

カルチャーウォーキング

参加費 会員=1,800円 /会員同伴の中学生以下は900円(証明書提示)
[入館料・ご志納・資料代・保険料等を含む]
一般(会員外)=2,100円/同伴の中学生以下は1,200円(証明書提示)
[入館料・ご志納・資料代・保険料等を含む]
その他 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止
お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
文學回廊
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