関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2023.05.05 【参加要領】
第580回
「らんまん」の主人公・牧野富太郎博士と伝説のコレクター池長孟
2023年5月14日(日)開催

こちらは終了致しました。

 大原富枝さんの『草を褥(しとね)に』の表題は、牧野博士の都都逸「草を褥に木の根を枕 花と恋して50年」から付けられました。生涯、植物の採集と標本づくり、植物誌の制作に打ち込んだ牧野富太郎博士は、それこそ<花と恋して>昼夜を惜しまず植物採集とその研究に打ち込みました。高知県高岡郡佐川町の醸造家の長男として生まれながら、13人の子持ちの牧野家は、富太郎の植物に懸けた放蕩三昧のおかげで借金まみれ、毎日の生活費にも事欠く始末。

 そんな窮地に手を差し伸べたのが、朝日新聞に論説記事を書いていた渡辺忠吾氏で、これが大阪朝日新聞に転載され、2人の篤志家の目につくところとなりました。一人は日立造船などに繋がる財閥・久原房之介(くはら ふさのすけ)氏、そして一人は伝説のコレクター・池長孟(いけなが はじめ)氏でした。池長氏は南蛮美術のコレクターとして有名ですが、京大生の頃に3万円(現在の貨幣価値で約6千万以上)ものお金を出して、牧野博士と植物学の危急を救ったのです。

 今回は、『婉という女』で一世を風靡した大原富枝が、全財産を植物に捧げた牧野富太郎と彼を支えた妻・寿衛子(すえこ)の往復書簡を引用して書きあげた評伝風小説と、『牧野富太郎自叙伝』を手掛かりにして、池長孟氏にゆかりの「神戸市文書館」(元・池長美術館)などを巡ります。

 

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

*集合場所・集合時間など、詳しくは事務局(電話:06-6775-1567 Fax:06-6775-1568)へ
お問合せください。

*緊急事態宣言などが発令された場合は中止

●コロナ感染防止対策について●
・マスクの着用は、ご自身でご判断ください。(スタッフは着用させて頂きます)

 

カルチャーウォーキング

参加費 会員=1,700円 /*64歳以下の方は<+200円>
[入館料・ご志納・資料代・保険料等を含む]
一般(会員外)=2,200円/*64歳以下の方は<+200円>
[入館料・ご志納・資料代・保険料等を含む]

**年齢を証明できるものをご持参ください**
その他 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止
お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
文學回廊
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