こちらは終了致しました。
最近、何かと話題になる〝文楽〟ですが、国立文楽劇場が、1984年4月に大阪日本橋近くに開場して30周年を迎え、様々な記念公演が行われています。これに呼応してか、若い作家たちが浄瑠璃や文楽を楽しむためのエッセイ集や面白い小説を刊行しており、改めて文楽が身近な芸能であることを再認識させてくれるようです。
そこで今回は、文楽の代表的作家である近松門左衛門の作品で、今なお人気が高い「冥途の飛脚」の舞台を訪ねます。本作は、藤堂藩家老の宝永7年4月の日記によれば、大和新口村出身で大坂の飛脚屋の養子に入った忠兵衛が、公金を横領して遊女を身請けし逃亡を図った、という実際に起こった事件を題材にしたもの。これを近松が脚色し人形浄瑠璃として竹本座で上演したのが最初で、「淡路町の段」「新町の段(封印切の段)」「道行相合駕籠・新口村の段」の全三段ですが、今回の文学散歩では、「道行相合駕籠・新口村の段」の舞台を訪ねます。
二人が一つの駕籠を相乗りしてみぞれ交じりの空の下を道行し、辿り着いた忠兵衛の故郷新ノ口村の善福寺には二人の菩提を弔う供養塔や父孫右衛門(四兵衛)の屋敷跡があり、古代の風景を彷彿させる大和街道を遡っていくと「三輪の茶屋」跡に昔語りを偲ぶ石碑が建っています。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
*集合場所・集合時間など、詳しくは事務局(電話:06-6775-1567 Fax:06-6775-1568)へ
お問合せください。
参加費 | 会員=1200円 /会員同伴の18歳以下は900円(証明書提示) [資料代、保険料等を含む] 一般(会員外)=1500円/同伴の18歳以下は1200円(証明書提示) |
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その他 | 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止 お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |