「鵜殿のヨシ原焼き」が、昨年の2月13日に3年ぶりに行われました。「葭」は、屋根の材料や葦簀、家畜の餌など、古くから日本文化に深く関わってきましたが、コロナ禍で3年間、中止を余儀なくされていました。葭は高さ2~3メートル…
天気:晴れ 参加人数:30名 「2008年6月8日、午前9時。/「二度ともどってくるなよ」/という声を背に受けて、痩せた男は歩き出した。黒のブルゾンにくたびれたジーンズ、底の擦り減ったスニーカー。靴紐だけが新しい。//円…
天気:晴れ 参加人数:31名 カルチャーウォーキング、今月のテキストは蓮見恭子さんの『たこ焼きの岸本』、前月末に届いた案内にもあったようにライトノベル。内容は「大阪のたこ焼き文化を小説化、住吉鳥居前商店街で、たこ焼き屋…
関西人の機知と哀愁が詰まった傑作短編集—という出版社のふれ込みの文庫本。前回に引き続き、ライトノベルで読みやすい短編作品集です。 「八景」ですから8つの短編で編まれていますが、その中から<鵜殿の葭焼き>が舞台として登…
こちらは終了致しました。 「通天閣と天王寺動物園を右手に見ながら坂を上ると、一心寺の北門が見えてくる。お骨仏(こつぶつ)堂は本堂の向こう側にある。//夫が亡くなった時、墓を作る代わりに、ここ天王寺は逢阪(おうさか)にある…
こちらは終了致しました。 住吉鳥居前商店街に住む主人公は、亡き夫から「たこ焼き屋」を引き継ぎました。18歳で家を出て行った息子は行方しれずのまま……。 商店街に住む主人公の、身の回りで起こる事件を、たこ焼きの湯気の中…
こちらは終了致しました。 2022年3月31日に閉庁された滋賀刑務所。物語は、その刑務所から始まります。妻の失踪を皮切りに、転落の一途を辿り、運命に翻弄された物語の主人公・緒方。失職、路上生活、強盗致死。そして2008…
こちらは終了致しました。 小説なんて所詮<作り話>の他人事。なのにそれが、漠然と誰もが感じている時代の空気を、どんな言葉よりリアルに感じさせます。 「冬の旅」のページから目が離せないのは、物語がととも面白いからなのか、…
こちらは終了致しました。 仏教伝来地でもある金屋の海石榴市(つばいち)は、初瀬川(大和川上流部)と、山の辺の道や初瀬街道との結節点で、水陸交通の要衝でした。大和川を上ってきて舟を乗換え、初瀬川に入って海石榴市で上陸。椿…
天気:晴れ時々雨 参加人数:35名 JR神戸線の新快速電車が垂水駅、舞子駅を過ぎると車窓に海が広がる。明石海峡大橋と淡路島が間近に見えるとまもなく明石到着。 明石は釣りが好きだった亡き父が、当時よく蛸フェリーで淡路島…