比叡山の麓、修学院離宮などにほど近い赤山禅院(せきざんぜんいん)のご本尊、赤山大明神は中国赤山の泰山夫君(たいざんふくん)を勧請したもので、日本では陰陽道の祖神とされており、その道のプロ安倍晴明がいたく心酔したとか。皇…
一乗院門跡だった室町将軍足利義昭(=門跡覚慶)は守山の矢島御所拠り、当地を足掛かりに新将軍を目指します。 今回は、水上勉さんの叙情的歴史小説『流れ公方記』をメインにして、最後の室町将軍・第15代将軍義昭(=門跡覚慶)…
往古、白砂清松の浜を控えて美しいと形容された芦屋浜。その寒村であった浜辺を包むように広がる町は、風光明媚な高級住宅街として京阪神の人々が憧憬する町になりました。 在原業平も阿保親王の皇子として芦屋に住いし、谷崎潤一郎…
こちらは終了致しました。 新一万円札の肖像に決まった埼玉県深谷市生まれの渋沢栄一は、一見、大阪とは縁も所縁もなさそうですが、大阪市中央公会堂建設を支援したり、日本最初の紡績会社「大阪紡績株式会社(現、東洋紡)」や、京阪…
こちらは終了致しました。 亀岡市の旧名は亀山市、三重県亀山市との混同を避けて、明治2年(1869)に「亀岡」と改称、明治4年に亀岡市として市制をしいたという経緯があります。 そんな町の基礎となったのが、明智光秀の亀山…
こちらは終了致しました。 日経新聞連載時から評判になっていた高樹のぶこ『業平―小説伊勢物語』は、現代語で書かれた在原業平の一代記。千年前から読み継がれる歌物語『伊勢物語』を下敷きに、歌も挿入して雅の雰囲気を醸した小説で…
こちらは終了致しました。 平安時代きってのプレイボーイで、天理近くに住んでいたという在原業平は、その自邸から高安の河内姫のもとへと何度も通い、その道は「業平道」を呼ばれるようになりました。 業平道にはルートがいくつか…
こちらは終了致しました。 日本の絵巻物の最高傑作とされる『信貴山縁起絵巻』は三巻からなりますが、その最初の巻「飛倉ノ巻」は、山崎長者の家から蔵を乗せて鉢が飛び出し、信貴山へ飛んでいってしまった話で有名です。 が、実は…
こちらは終了致しました。 一見、関係なさそうな「島津の退き口」と『冥途の飛脚』ですが、どちらも江戸時代(初期と中期)に起こった実際の事件を題材にしています。 そして片方は関ヶ原を苦心の末に退いて三輪に隠れ住み、無事に…
こちらは終了致しました。 明智光秀は、織田信長と出会ってすぐ、近江長光寺城攻めを命じられます。光秀にとって信長配下での初めての戦いでした。 長光寺城は、後に瓶割城とも呼ばれ、京極氏の出城で、攻めるに難しい城でした。城…