こちらは終了致しました。
「……だからこそ僕は、その土地を自分の足で一歩ずつ丁寧に歩いてみたいと思っているのかもしれない。自明の絆を失った「故郷」が、自分の目にどのように映るものか、検証してみたかったのかもしれない。そこに僕はいったいどのような自分自身の影を(あるいは影の影を)見出すことになるのだろう?」(村上春樹『辺境・近境』より)
そうして、阪神西宮駅から三宮まで、神社や商店街などでの記憶を手繰りながら歩いていく僕。やがて、かつてはすぐ目の前に広がっていた海に行き着きます。僕は、「海の匂いや、遠くから聞こえてくる海鳴りの音や、海の運んでくるものが好きだった」と述懐しますが、その海も埋め立てられて遠くなり、堀江謙一さんが出航したハーバーも移転して、1996年に埋立地の南西部に新西宮ヨットハーバーが開設されました。その海は記憶の外縁ですが、センターハウスには「マーメード号」が展示され、私たちにもあの日の昂奮を蘇らせてくれることでしょう。
ご希望の方は、帰りに白鹿酒造記念館にご案内します。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
集合日時 | 平成25年7月14日(日) 午前10時 |
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集合場所 | 阪神本線「西宮」駅・市役所側改札口 (受付は駅北側公園で行います) |
コース | 「西宮」駅…西宮戎神社…宮水碑…宮水公園…旧西宮マリーナ…西宮砲台跡…御前浜公園…ハネ橋…新西宮ヨットハーバー(講演)…路線バスか徒歩で阪神「西宮」駅 |
参加費 | 会員=1000円 /会員同伴の18歳以下は700円(証明書提示) <資料代、講演会場費、志納、保険料等を含む> 一般(会員外)=1300円<上記費用を含む> /一般同伴の18歳以下は1000円(証明書提示) |
その他 | 雨天も実施。お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |