関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2021.10.01 【参加要領】
第562回
~作家たちが惹かれ描いた、芦屋の一角で…~
2021年10月10日(日)開催

こちらは終了致しました。

2020年12月13日(日)、2021年4月11日(日)開催分を延期して行います。

「1972年から73年にかけて一年あまり過ごしたあの芦屋の家を、私は決して忘れることができない。アーチ状の玄関ポーチに差す影の形、山の緑に溶け込むクリーム色の外壁、ベランダの手摺りの葡萄模様…(略)…あらゆる風景が心に刻み込まれている。//30年以上たった今は既に、家は跡形もない(略)。しかし、現実が失われているからこそ、私の思い出はもはや、なにものにも損なわれることがない。心の中では、伯父さんの家はまだそこにあり、家族たちは、死んだ者も老いた者も、皆昔のままの姿で暮らしている。」(『ミーナの行進』より)

 父が亡くなり、母の仕事の都合で伯母夫婦の家に預けられることになった12歳の朋子は、はじめて芦屋の地を踏みます。そして仲良くなったのが、いつもペットのコビトカバに乗って通学する従妹のミーナでした。

 作者の小川洋子さんが、芦屋と地縁を繋いだのは、2002年春のことだそうですが、市内に点在する荘厳な邸宅や重厚な図書館の景観など、様々な芦屋の風景に魅せられ、書き残しておきたいという衝動から創作されたのが『ミーナの行進』です。そして谷崎潤一郎は、戦前の昭和11年~16年まで、蒔岡家の4姉妹と阪神間モダニズムが花開いた芦屋を舞台に名作『細雪』を描き、藤原定家もまた『伊勢物語』で芦屋を描きました。

 

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

*緊急事態宣言などが発令された場合は中止

●コロナ感染防止対策として●
・必ずマスクを着用してください。(マスクが着用できない方はあらかじめご相談ください)
・受付時に体温測定と手指の消毒をしていただきます。

 

カルチャーウォーキング

集合日時 2021年10月10日(日) 午前10時
集合場所 JR神戸線「芦屋」駅・改札口前(高架橋下)
参加費 会員=1,000円 /会員同伴の中学生以下は700円(証明書提示)
[会場費・資料代・保険料等を含む]
一般(会員外)=1,300円/同伴の中学生以下は1,000円(証明書提示)
[会場費・資料代・保険料等を含む]
その他 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止
お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
文學回廊
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