関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2013.01.29 【参加要領】
第472回関西文学散歩
~川上未映子が生まれた街で西鶴を読む~
2013年2月10日(日)開催
金剛寺、九角如来堂
メタセコイア並木

こちらは終了致しました。

 2008年に芥川賞を受賞した「乳と卵」へ、選考委員の一人、池澤夏樹氏は「文章がよい。読んでいて声が聞こえてくるような、なめらかな大阪弁がからみ、それでいて抑制が効いた文体だった」と賛辞を送りました。      

 その作者、川上未映子は、大阪市城東区生まれの気鋭の作家で、「乳と卵」は、少女から女へと脱皮しようとしている小学校6年生の娘と母の壊れた母娘関係が解き放たれ、カタルシスにいたるまでを描いた作品です。 

 本作の文章の「なめらかな大阪弁」は、樋口一葉などの明治文学や、井原西鶴に通じるところがあるといわれ、今回の文学散歩では、川上未映子が生まれた町で彼女の作家デビューまでの足取りを辿り、西鶴と川上の文章を比べてみようと思います。関目駅から彼女が生まれ育った町を辿り、鶴見緑地のメタセコイア並木を歩いた後は、荘厳な念法眞教総本山金剛寺を拝観いたします。

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

カルチャーウォーキング

集合日時 平成25年2月10日(日) 午前10時
集合場所 京阪本線「関目」駅・東改札口
コース 「関目」駅…西関目公園…菫中学校…すみれ小学校(外観のみ)…花博記念公園鶴見緑地・メタセコイア並木…金剛寺(遅い目の昼食・拝観・講演)…地下鉄「新森古市」駅または京阪「関目」駅
参加費 1300円<*会員の方は1000円>
<高校生以下は一般1000円・会員700円>
その他 雨天も実施。お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。

来月の予告

次回は3月10日(日)。詩人・伊東静雄の足跡を転居先となった堺市内で辿ります。昭和11年から昭和20年の空襲罹災まで、足掛け10年の堺での生活でしたが、創作活動は充実していたようです。しかし、戦争の打撃に苛まれ、この頃に肺結核を発病しました。そして46歳で亡くなった伊東と、後々まで彼を苦しめた戦争について考えたいと思います。
●専門講師が同行して説明します。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
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