こちらは終了致しました。
司馬遼太郎は、「正面からみると、葛城の山が大和盆地(くんなか)にむかってなだらかに山すそをひき」と、その奈良盆地とも呼ばれる低地を「くんなか」と呼び、有史の頃から葛城族が蟠踞(ばんきょ)していた山々と対峙させ、葛城の山と民と古代文化を語っていきます。
正確には「大和葛城山」と呼ばれる山は、古くは、南側の水越峠を挟んで金剛山を含む山脈の総称でした。「くんなか」がまだ湖沼、あるいは大湿原であった頃、水が豊富に湧き出るこの山麓には葛城族の聚落が点在し、葛城襲津彦などの王家を中心に、民は様々な国つ神を奉じて大らかな文化を享受し、役小角という異端の僧も輩出しました。
今回は、葛城高原という別称で知られる標高959.7m(御所市資料による)の山の頂上部で、古代信仰に支えられた部族の文化と栄枯盛衰、そしてその果てに生じた、司馬氏曰く「日本における反骨の系譜の最古の存在」を想像してみたいと思います。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
集合日時 | 平成25年9月8日(日) 午前10時 |
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集合場所 | 近鉄御所線「近鉄御所」駅・改札口 |
コース | 近鉄御所駅=<バス>=登山口駅=<ロープウェイ>=山上駅…葛城天神社…阿波野青畝句碑…白樺食堂休憩所…葛城高原ロッジ・研修センター(講演)…頂上三角点・西口紋太郎文学碑など周遊…山上駅=<ロープウェイ>=登山口駅=<バス>=御所駅 |
参加費 | 会員=800円 /会員同伴の18歳以下は500円(証明書提示) [資料代、会場費、保険料等を含む (別途、バス+ロープウェイ運賃が¥1,780-必要です)] 一般(会員外)=1100円/同伴の18歳以下は800円 |
その他 | 雨天も実施。お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |