こちらは終了致しました。
新年明けて最初の文学散歩は、夏に映画も公開されて話題を呼んだ妹尾河童さんの自伝的小説『少年H』の舞台を訪ねます。
集合駅はJR鷹取駅。山陽本線の兵庫駅と須磨駅の間にはこの駅しか設置されていなかったという、古くからある駅で、妹尾河童さんは三宮の加納町から、生まれてまもなく両親とともに鷹取駅の南の町に引越し、少年時代の戦前・戦中・戦後を思い切り謳歌しました。
悲惨さがクローズアップされる戦中も、少年Hの行動には、ほの温かい救いがあるよう思います。そんな町の温かさ、人の逞しさを街角で見つけてみたいと思います。
*講師が同行します。雨天も実施します。