こちらは終了致しました。
神話の時代からの遺物が現存する土地、奈良。古墳や御陵が点在し、その土地に立つと、古の死者がすぐそばにいるような心地になります。今回は、そんな奈良という死者に見守られている不思議な時空間に踏みこんだ恩田陸のミステリー小説の舞台を歩きます。
三人の男女の奇妙な三角関係に、もう一人の女性が加わり、二人の女性の死によって新たに因縁めいた三角関係が生み出されるストーリー。奈良は、悠久の時に抱かれた安らぎの地の反面、死者と背中合わせの別世界として登場し、 そんな空間から抜け出せない怖さに、ゾクッとさせられる一編です。
ミステリーの出発地である神武天皇を祀った橿原神宮、物語の「閉じられた三角関係」を表すかのような大和三山(畝傍山・天香久山・耳成山)が三方に見渡せる藤原宮跡などを辿ります。
また、橿原神宮内にある旧織田屋形(国重文:写真)の特別公開も併せてお楽しみいただき、14000株の紫のホテイアオイが咲く本薬師寺跡で、季節の奈良を感じてみるのもいかがでしょうか。和やかに歩む視界のどこかに、別の世界へ通じるスポットがあるかもしれません。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
*集合場所・集合時間など、詳しくは事務局(電話:06-6775-1567 Fax:06-6775-1568)へ
お問合せください。
参加費 | 会員=1200円 /会員同伴の18歳以下は900円(証明書提示) [資料代、会場費、保険料等を含む] 一般(会員外)=1500円/同伴の18歳以下は1200円 ※宝物館は別途300円要 |
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その他 | 雨天も実施。お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |