関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2012.09.14 【報告】
第467回関西文学散歩
~『古事記』編纂1300年と語り部・稗田阿礼~
2012年9月9日(日)終了 <天気:晴れ 参加人数87名>
売太神社

 残暑は、まだまだ厳しかった。大和盆地の佐保川沿いの道は緑陰が少なく、それこそ炎天下。しかし、老若男女80数名は、暑さにめげずに出発した。救いは、講演会場がJR郡山駅前の大和郡山市民交流センターで、クーラーがよくきいていたこと。出発前に、講師の田中龍夫先生から表題の講義のほか、平城京以前の川の流路についてもゆっくりお話をお聞きすることができた。

「古事記編纂1300年」に関連する文学散歩は、今年4月(太安万侶がテーマ)につづいて2回目。今回の稗田阿礼を祀る売太神社の本殿前で、藤本宮司さんからも語り部・阿礼と集落の関係などのお話をお聞きした後は、語り部の里、そして環濠集落の形をしっかり残している稗田を後にし、佐保川右岸を北上した。 

 行き掛けにお参りした枳殻地蔵を対岸に望み、野神さん(村落ごとに豊作を祈ったらしい)を祀る樹齢の古い椋の木、そして朱雀大路の南端に構えられていた羅城門跡では、平城京の広大さを実感する。

 太陽はまだ高く、道沿いの金魚池にも陽射しは容赦なく照り付けていた。のぞいてみても、金魚は水中深く潜んでいるのか、水面は波一つ立てない。もう解散の郡山駅は近い。思い切り、いい汗をかいた、と思った。

 
コース:JR郡山駅-市民交流センター(講演・早い目の昼食)-枳殻地蔵-稗田環濠-売太神社-公民館(トイレ休憩)-椋の木と野神さん-平城京羅城門跡-JR郡山駅(解散)

<報告:岩井よおこ>

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