こちらは終了致しました。
「ゲルニカ」といえば、パブロ・ピカソがスペイン内戦のゲルニカでの無差別爆撃を主題にした絵で有名ですが、大坂城天守閣元館長・渡辺武氏が昨年秋に刊行されたのが、黒田長政が描かせた「大坂夏の陣図屏風」(黒田屏風)を材にした『戦国のゲルニカ』です。その屏風左隻の端には、戦災に巻き込まれた庶民や敗走兵たちの悲惨な姿が生々しく描かれており、目を覆いたくなる光景です。
『城塞』は、難攻不落とされた大坂城をめぐる豊臣・徳川の攻防の果てに、城塞の焼失とともに幻のように消えゆく武士たちの戦国の夢を描いた小説ですが、残念ながら戦場になった大阪の町の様子や庶民の姿は登場しません。
これまでの小説やドラマでは、武将たちの戦いの様子は克明に描かれても、その時の民衆や戦場になった町の姿には殆ど言及されてきませんでした。今回の文学散歩で辿る堺は、冬の陣後、徳川に味方していると思われたため、大野治胤によって焼き打ちされ町は全焼したそうです。
そんな「夏の陣」終結後、いち早く復興したという山口家住宅が現存していますが、現在遺稿を伝えるのは江戸の町割りを継ぐもので、民衆の戦国と復興にかける心意気を辿ってみたいと思います。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
集合日時 | 平成28年4月10日(日) 午前10時 |
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集合場所 | JR阪和線「浅香」駅・改札口 |
参加費 | 会員=1,000円 /会員同伴の18歳以下は700円(証明書提示) [入館料、資料代、保険料等を含む] 一般(会員外)=1,000円/同伴の18歳以下は700円(証明書提示) [資料代、保険料等を含む] *会員外の方は、別途、清学院・山口家入館料250円が必要です。 |
その他 | 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止 お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |