関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2019.03.01 【参加要領】
第543回
~山背古道に、橘諸兄と藤原仲麻呂の対立を見る~
2019年3月10日(日)開催

こちらは終了致しました。

 南山城の山麓をうねるように続く山背古道(やましろこどう)は、奈良と京都を結ぶ古代の道で、近世には山城古道と名付けられました。聖武天皇はこの道を、天平13年(741)に恭仁京遷都のために通られ、2年後に離宮・紫香楽宮で大仏造立の詔を発せられました。その背景には、泉川(木津川)に添ったこの周辺地が、母・三千代の後ろ盾を得た橘諸兄(たちばなのもろえ)の本拠地であったことが挙げられており、彼の思惑と天皇の意志が一致したからであったでしょう。

 しかし、ご存知のように紫香楽宮の甲賀寺に大仏の骨柱を建てたにもかかわらず、恭仁京を放棄して難波宮に遷り、さらに再び平城京に還都(かんと)されました。そして、天平17年(745)の夏、改めて平城東山の山金里(現在の東大寺の地)で、大仏造立を開始しています。

 5年間 に4度の遷都、そして2度にわたる大仏造立開始の背景に何があったのか。『続日本紀』には「にわかに新京(紫香楽宮)に遷都して…」その年の4月1日「紫香楽宮の西の山で火災があった」「4月3日 寺の東の山で火災があった」「4月8日 伊賀国の真木山(紫香楽宮近く)で火災があり、三、四日燃え続け、数百余町を延焼した」……と繰り返し火災が起こったことを伝えており、澤田ふじ子さんは『天平大仏記』で、平城京に還都させようと、橘諸兄に対立する藤原仲麻呂が火災を仕掛けたのだという仮説で物語を進めています。

 真相は不明ですが、今回は橘諸兄の本拠地で、藤原仲麻呂との対立を推理してみます。

 

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

お詫び:JRふれあいハイキング記載の参加費が間違っておりました。申し訳ございません。

カルチャーウォーキング

集合日時 2019年3月10日(日) 午前10時
集合場所 JR奈良線「玉水」駅・改札口前
参加費 会員=1,100円 /会員同伴の中学生以下は800円(証明書提示)
[拝観料・会場使用料・資料代、保険料等を含む]
一般(会員外)=1,400円/同伴の中学生以下は1,100円(証明書提示)
[拝観料・会場使用料・資料代、保険料等を含む]
その他 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止
お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
文學回廊
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