こちらは終了致しました。
「これまで道鏡は、天皇位を狙った大悪の怪僧として知られてきた。また鎌倉時代には道鏡を巨根の僧とし、それにより孝謙(称徳)女帝をたぶらかした、とする説が興味半分につくられ、それが一般に受けて、道鏡の悪名を高くしたのである」
――黒岩重吾『弓削道鏡』あとがきより――
ところが、長く所在が疑問視されていた由義宮跡が、2019年に八尾市内で確認されて国の史跡に指定され、幻の西京の存在も浮上し、にわかに道鏡への見方が変わって来たようです。
八尾市在住の京都女子大名誉教授で古代史学者の瀧浪貞子氏は、テキストに選んだご著書で「政変が相次ぐ奈良時代、称徳女帝と共治体制を目指し、宇佐神託事件で失脚した道鏡。今日まで長く悪人イメージが払拭されず、敗者として見捨てられてきた“悪僧”を、古代史の中に位置付け再評価」(書籍紹介より)されています。
江戸時代の川柳に「道鏡はすわるとひざが三つでき」などと詠われ、平将門・足利尊氏とともに「日本三大悪人」の一人に挙げられた道鏡ですが、これを機会に評価が大きく変わるのでしょうか。それを期待しつつ、道鏡のふるさとだという旧弓削郷をご一緒に歩き、その最新の実像に迫ってみます。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
集合日時 | 2019年8月11日(日・祝日) 午前10時 |
---|---|
集合場所 | JR大和路線「志紀」駅・改札口前 |
参加費 | 会員=1,000円 /会員同伴の中学生以下は700円(証明書提示) [観覧料・ご志納・資料代・保険料等を含む] 一般(会員外)=1,300円/同伴の中学生以下は1,000円(証明書提示) [観覧料・ご志納・資料代・保険料等を含む] |
その他 | 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止 お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |