こちらは終了致しました。
2008年に芥川賞を受賞した「乳と卵」へ、選考委員の一人、池澤夏樹氏は「文章がよい。読んでいて声が聞こえてくるような、なめらかな大阪弁がからみ、それでいて抑制が効いた文体だった」と賛辞を送りました。
その作者、川上未映子は、大阪市城東区生まれの気鋭の作家で、「乳と卵」は、少女から女へと脱皮しようとしている小学校6年生の娘と母の壊れた母娘関係が解き放たれ、カタルシスにいたるまでを描いた作品です。
本作の文章の「なめらかな大阪弁」は、樋口一葉などの明治文学や、井原西鶴に通じるところがあるといわれ、今回の文学散歩では、川上未映子が生まれた町で彼女の作家デビューまでの足取りを辿り、西鶴と川上の文章を比べてみようと思います。関目駅から彼女が生まれ育った町を辿り、鶴見緑地のメタセコイア並木を歩いた後は、荘厳な念法眞教総本山金剛寺を拝観いたします。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
集合日時 | 平成25年2月10日(日) 午前10時 |
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集合場所 | 京阪本線「関目」駅・東改札口 |
コース | 「関目」駅…西関目公園…菫中学校…すみれ小学校(外観のみ)…花博記念公園鶴見緑地・メタセコイア並木…金剛寺(遅い目の昼食・拝観・講演)…地下鉄「新森古市」駅または京阪「関目」駅 |
参加費 | 1300円<*会員の方は1000円> <高校生以下は一般1000円・会員700円> |
その他 | 雨天も実施。お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |