こちらは終了致しました。
日本を代表する浪漫派詩人伊東静雄は、惜しまれつつ47歳で亡くなりましたが、今年はその没後60年に当たり、彼が人生の最後半を過ごし終焉を迎えた地、堺市美原区を廻ります。住吉中学(現、住吉高校)時代に家庭を持った静雄は、妻花子の健康のこともあり、何度か居を移して昭和11年に堺市三国ヶ丘に転居しますが、昭和20年の空襲で自宅を万巻の書とともに焼かれ、美原の地に疎開しました。そして、当地で彼の第四作目にあたる詩集『反響』を刊行しますが、詩集中「小さな手帖から」には美原の景物が詠い込まれた詩編があり、今回はその跡などを中心に、彼が観、詩作へのインスピレーションを得たであろう美原の豊かな自然の様子を想い、感じてもらえればと思います。当日は、伊東静雄が生まれた諫早市の伊東静雄顕彰委員会会長の上村紀元さんからもお話をうかがいます。
なお、行程途中の阿弥陀寺は、吉田兼好の『徒然草』にも記される平安期の歌詠み登蓮法師にまつわる「ますほの薄」にゆかりのお寺です。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
集合日時 | 平成25年3月10日(日) 午前10時 |
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集合場所 | 南海高野線「北野田」駅・改札口 |
コース | 「北野田」駅…美原西ふれあい公園…地蔵前(伊東静雄旧宅)…阿弥陀寺…黒山高等実践女学校跡…空圓寺…美原区役所(講演)・展望ロビーと「詩の小径」…伊東静雄文学碑(除幕式は3/11)…区役所前バス停にて解散→南海・初芝駅か近鉄・松原駅へ |
参加費 | 1600円<*会員の方は1300円> <高校生以下は一般1300円・会員1000円> |
その他 | 雨天も実施。お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |