こちらは終了致しました。
古代より「関」が置かれ、「淡路島かよふ千鳥の鳴く声にいく夜寝覚めぬ須磨の関守」と百人一首にも収められて名高い須磨は、当時は畿内の辺境と見られていました。『源氏物語』の光源氏は、朱雀帝の寵愛を受けていた朧月夜との仲が発覚し京の都を退去します。親しい人たちに別れを告げ、畿内の西果ての関近くで日夜明け暮れた君の心境は……?
その後も、大宮人たちや芭蕉などの文人墨客に愛でられた須磨浦の風光は、平成22年に刊行された『ともだち同盟』ではどんな描かれ方をするのでしょうか。 物語の登場人物は山陽電車で通学する3人の男女。彼らは〝ともだち同盟〟を結びますが、ある日〝同盟〟が揺らいで事件が起こり、その誓いが試されます。
2008年、京都大学大学院在学中にライトノベル新人賞を受賞した神戸出身の著者の、ちょっと不思議でビターダークなミステリー。 その現代の舞台描写と、「源氏物語-須磨巻」時代の風景描写を比べながら、いまも心を豊かにしてくれる須磨浦を歩いてみたいと思います。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
集合日時 | 平成27年10月11日(日) 午前10時 |
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集合場所 | JR神戸線「須磨」駅・改札口 |
参加費 | 会員=700円 /会員同伴の18歳以下は500円(証明書提示) [資料代、保険料等を含む] 一般(会員外)=800円/同伴の18歳以下は600円(証明書提示) ※資料代200円は別途 |
その他 | 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止 お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |