こちらは終了致しました。
「山路を登りながらこう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る」。そう『草枕』の冒頭に書いたのは、黄檗山萬福寺の5代目住職、高泉和尚の筆致を愛した夏目漱石でした。
「茶の花」は冬の寒さの中で真っ白い花をつけますが、漱石も萬福寺を出て一里あまりの所で、その白い花を見つけたのでしょう。
宇治にやって来た漱石の足跡を追ってみます。
*講師が同行します。雨天も実施します。