関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2016.03.08 【参加要領】
第508回関西文学散歩
~二人のシスターの最期の地、崇禅寺界隈をたどる~
2016年3月13日(日)開催

こちらは終了致しました。

「散りぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ」と詠んで瓦解する玉造細川屋敷とともに亡くなったガラシャ夫人。三浦綾子の『細川ガラシャ夫人』では、「まだ煙のぶすぶすといぶる焼け跡に玉子(ガラシャ)の白い骨があった…崇禅寺の境内に手厚く葬られ」とあります。その後、ガラシャの遺骨は宣教師オルガンティノが掘り出し、細川家の菩提寺である崇禅寺に納められたのです。その墓が、今も崇禅寺で丁重に祀られています。

 阪田寛夫の『土の器』は昭和49年(1973)の芥川賞受賞作ですが、敬虔なクリスチャンで教会のオルガン奏者であった母親の闘病を描いています。その母が入院していたサマリア病院は、崇禅寺から阪急線を隔てたすぐ近くにある淀川キリスト病院がモデルで、小説はほとんどが入院中の出来事です。病室の窓から北摂の山々を眺めながら、癌の痛みに苦しむ母親の肉体は聖書に言う「土の器」に他なりません。その母親も讃美歌を口ずさみながら、病床から昇天するのですが、奇しくも時代を隔てた二人のシスターたちの最期の地が、阪急崇禅寺駅界隈であることに因縁を感じます。

 この近くを通る亀岡街道は、ガラシャの父明智光秀の所領地亀岡から大坂高麗橋まで、丹波の薪炭や農産物の輸送路でした。かつては逆川が流れていた街道沿いや付近には、菅原天満宮や立派な旧家が佇んでいます。

 

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

*集合場所・集合時間など、詳しくは事務局(電話:06-6775-1567 Fax:06-6775-1568)へ
 お問合せください。

カルチャーウォーキング

参加費 会員=800円 /会員同伴の18歳以下は500円(証明書提示)
[資料代、会場費、拝観志納料、保険料等を含む]
一般(会員外)=1100円/同伴の18歳以下は800円(証明書提示)
[上記、資料代、拝観料、会場費、保険料等を含む]
その他 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止
お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
文學回廊
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