こちらは終了致しました。
桜も満開の時期の4月の文学散歩は、「林芙美子の疎水遊覧」のタイトルで、山科の疎水べりを散策してみましょう。
芙美子のエッセー題名は『田舎がえり』、「…疎水のほとりで降りて、それから橋を渡り、流れに添ってぽくぽく歩いてみた。何と云う町なのか知らないけれども、郊外らしく展けていて、…」と、芙美子が歩いた季節は、桜の開花よりも少し後の、卯の花がしだれ咲き躑躅の蕾がふくらむ頃でした。その10年位前に彼女は大津から舟で疎水下りをしたことがあり、その時に見た「山科の青葉は心に沁みて忘れられなかった」のが、この時の疎水再訪の動機でした。
平成27年春から、<十石舟>による「疎水下り」が観光集客にと試行的に復活していますが、私たちも芙美子のように、疎水べりをぽくぽく歩いてみようと思います。「ぽくぽく歩く」…って、どんな感興なのでしょうか?それぞれで楽しんでみてください。
なお、解散後、<岡崎桜回廊-十石舟めぐり>に別途お申込みを承ります。
*講師が同行します。雨天も実施します。