こちらは終了致しました。
副題に「継体戦争と蘇我稲目」とある黒岩重吾の『北風に起つ』は、継体天皇即位の謎について書かれた小説です。越国、近江の出、あるいは朝鮮半島南の任那出身という説もある男大迹王(おおどのおう)は、河内樟葉宮で即位し、仁賢天皇の娘、手白香皇女(たしらかのひめみこ)を皇后として大和大王家と血縁関係を結びますが、摂津や河内や大和で戦に明け暮れ、大和磐余の地を踏んだのは、その19年間後の526年のことだったといいます。
男大迹王を後押ししたのは、古代勢力の大伴氏、物部氏の両氏族で、平群氏・巨勢氏などはなかなか認めませんでした。その中で、新興勢力の蘇我稲目は、新時代に有位を占めようと知略を尽くします。継体天皇を許容し、やがて、継体天皇の嫡男・欽明天皇の妃として自分の娘・堅塩媛と小姉君を妃として送り込み、大王家と強い絆を結んでいく蘇我稲目……。
摂津には、考古学が推す今城塚古墳と宮内庁治定の太田茶臼山古墳があり、いずれが三嶋藍野陵(継体天皇陵)かの結論は出ていませんが、今城塚古代歴史館とともに史跡公園などを巡り、継体天皇の謎を追ってみます。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
集合日時 | 平成30年10月14日(日) 午前10時 |
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集合場所 | JR京都線「摂津冨田」駅・改札口前 |
参加費 | 会員=700円 /会員同伴の中学生以下は400円(証明書提示) [資料代、保険料等を含む] 一般(会員外)=1,000円/同伴の中学生以下は700円(証明書提示) [資料代、保険料等を含む] *特別展「藤原鎌足と阿武山古墳」は別途200円が必要です。 |
その他 | 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止 お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |