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2018.12.14 【報告】
第540回
~オリンピックの父・嘉納治五郎と灘の三酒造~
2018年12月9日(日)終了 <池内洋記>
嘉納治五郎の銅像前にて
灘中学・高等学校付近にて

天気:晴 参加人数:44名

 先日まで、12月にしては最高気温24.5℃という異常な暑さだったのに、今朝は、5℃という、冷たさでした。にもかかわらず、カルチャーウオーキングには、44名もの参加者が、ありました。心なしか、いつもより、男性の参加者が、多いような気がします。これも、今日の、目的地のせいかもしれません。灘の三酒造を巡り、日本酒の試飲を、試みようというコースに、僕同様に、自然と足が向いたのかなと思います。

 さて、2020年には、東京オリンピックが、開かれます。それを、盛り上げるために来年、NHKでは、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の放映が決まってい。そのドラマには、役所広司が嘉納治五郎の役で出演します。ドラマの中では、嘉納治五郎は東京高等師範学校の校長を務めています。講道館柔道の創始者でもあり、“日本スポーツの父”とも呼ばれ、アジア初のIOC委員として、日本のオリンピック初出場のために奮闘し、選手団団長として参加しました。

 前置きはこれくらいにして、我々はJR住吉駅に集合後、灘中学校・灘高等学校へ向かいました。学校は進学校として有名ですが、この創立に関わったのが、嘉納治五郎でした。学校の校門を入ると右側に、嘉納治五郎の銅像が建てられています。文武両道を育てるのが嘉納の理想で、いまも校技は「柔道」とか。学校の校是「精力善用」「自他共栄」は、講道館文化会の理念と共通しています。灘校は、昭和2年に創立されましたが、魚崎・御影地区の、これから訪問する酒造メーカー・山邑家(櫻正宗)と本嘉納家(菊正宗)、白嘉納家(白鶴)の3社の出資によるものです。校門を入って左側には、真田範衛初代校長の銅像がありました。嘉納治五郎が推薦した初代校長だそうです。

 

 ≪全文は上記PDFファイルをご覧ください≫

 

テキスト:夢枕獏『東天の獅子』(双葉文庫)、富田常雄『姿三四郎』(新潮社kindle班)

コース:JR「住吉」駅(集合)―灘中学・高等学校―魚崎八幡宮・大木戸森右衛門生誕地―櫻正宗記念館―菊正宗記念館―御旅公園―白鶴酒造資料館―嘉納治五郎生誕地<解散>―阪神「住吉」駅か六甲ライナー「南魚崎」駅へ

<報告:池内洋>

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