こちらは終了致しました。
古代史を材に採った、芥川賞候補作としては珍しい作品『影媛』、主人公は物部影媛(かげひめ)。
彼女は小泊瀬稚鷦鷯尊(後の武烈天皇)に求婚され、会う約束をしますが、実はすでに平群鮪(しび)とちぎり合っていました。それを知った稚鷦鷯(わかささぎ)尊は、怒って、大伴金村に命じ、乃楽山(ならやま)で鮪を殺してしまいます。
その場に居合わせた影媛は
「あをによし 乃楽の谷に鹿(しし)じもの 水漬く辺隠(へごも)り
水灌(みなそそ)ぐ 鮪の若子を 漁り出な 猪の子」
という歌を詠み、布留から奈良山まで鮪の跡を追いました。
その道行の道を辿ります。
*講師が同行します。雨天も実施します。