関西文学散歩 カルチャーウォーキング 詳細

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2019.10.04 【参加要領】
第550回
~影媛(かげひめ)あはれ…伝説を訪ねて山の辺の道を歩く~
2019年10月13日(日)開催

こちらは終了致しました。

 影媛に求婚しようとする小泊瀬稚鷦鷯(ヲハツセノワカサギ-武烈天皇)は、海柘榴市(ツバイチ)の歌垣で影媛はすでに平群鮪(ヘグリノシビ)と結ばれていることを知り、平群鮪を乃楽山(ナラヤマ)で戮しました。影媛はその鮪の亡骸のもとへ、「あをによし 乃楽のはざまに 鹿(シシ)じもの 水漬く辺こもり水そそぐ(水びたしの所に死んで水を被っている) 鮪の若子を 漁り出な猪の子」と念じながら山の辺の道をたどります。その姿を「石上 布留を過ぎて 薦枕(コモマクラ) 髙橋過ぎ物さわに大宅過ぎ 春日(ハルヒ)春日(カスガ)過ぎ 嬬隠る小佐保を過ぎ 玉笥(ケ)には飯さへ盛り 玉椀(タマモヒ)に水さへ盛り 泣きそぼち行くも 影媛あはれ」と『日本書紀』は歌っています。

 今回は「影媛あはれ」の歌中の高橋ともされる高瀬川が流れる和邇下神社から、布留の石上神宮、そして、これこそが「髙橋」だとする「布留の高橋」をめぐります。しかも、この道はまた、和邇の東大寺山古墳出土の鉄剣銘から卑弥呼と、石上神宮に宝蔵される七支刀の銘から神功皇后に深いかかわりを持つ道でもあり、影媛ともども古代日本の女性を語る文学と歴史の道と言えます。

 高尾長良さんは、この昔語りをモチーフにした『影媛』で、2014度下期の芥川賞候補作家となりました。

 

*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

カルチャーウォーキング

集合日時 2019年10月13日(日) 午前10時
集合場所 JR万葉まほろば線「櫟本」駅・改札口前
参加費 会員=1,100円 /会員同伴の中学生以下は800円(証明書提示)
[ご志納・入館料・資料代・保険料等を含む]
一般(会員外)=1,400円/同伴の中学生以下は1,100円(証明書提示)
[ご志納・入館料・資料代・保険料等を含む]
その他 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止
お弁当、お茶を携行してください。
参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。
織田作之助賞
織田作之助青春賞
文學回廊
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