こちらは終了致しました。
『伊勢物語』が誰の作品であるか、また、主人公の「昔、男」が在原業平だとは確定していませんが、業平だとすると、彼は平城天皇の息子の阿保親王の五男という高貴な身分。しかし、そんな出自ながら、出世には縁がなく不遇をかこち、歌とおんな遊びばかりに励んでいました。
業平は、出世街道からは外れますが、歌の才能は当代1、2位で、当時は歌が女性にもてる必須アイテム。そんな平安時代きってのプレイボーイで、「昔、男ありけり…」の冒頭文でも有名な『伊勢物語』を世に残しました。天理市櫟本近くに住んでいたという業平は、その自邸から高安の河内姫のもとへと通い『伊勢物語』-第23段「筒井筒」の話として記され、その道は「業平道」と呼ばれるようになりました。
そんな短編125話を厳選し、「美男だと言われることには慣れている」でも<マイナスの魅力>を備えた男として業平を捉え、歴史的事実をすり合わせながら現代によみがえらせたのが三田誠広の『なりひらの恋』。1月には水仙の花が咲き競うその「業平道」を、歩いてみたいと思います。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
集合日時 | 2020年1月12日(日) 午前10時 |
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集合場所 | JR大和路線「高井田」駅・改札口前 |
参加費 | 会員=1,200円 /会員同伴の中学生以下は900円(証明書提示) [会場費・資料代・志納・保険料等を含む] 一般(会員外)=1,500円/同伴の中学生以下は1,200円(証明書提示) [会場費・資料代・志納・保険料等を含む] |
その他 | 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止 お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |