こちらは終了致しました。

「鵜殿のヨシ原焼き」が、昨年の2月13日に3年ぶりに行われました。「葭」は、屋根の材料や葦簀、家畜の餌など、古くから日本文化に深く関わってきましたが、コロナ禍で3年間、中止を余儀なくされていました。葭は高さ2～3メートルまで成長するそうですが＜野焼き＞を行うことで、何よりも、雅楽で使われる管楽器「篳篥(ひちりき)」のリード部分「蘆舌(ろぜつ)」に使われ、雅楽にとって必須のもので、今年の開催は、演奏家の東儀秀樹さんもほっとされた事でしょう。

　そして、「俺は役になりきり、めらめらと燃えさかる炎に向かって叫ぶ。『すべてを焼き尽くしてしまえ』」（藤野恵美「趣味は映画」より）とクライマックスシーンに取り入れられた現在の「鵜殿のヨシ原焼き」。紀貫之の『土佐日記』の旧暦2月9日の条にも登場する「鵜殿」の場所は上牧町だよ、と教えて下さったのは、三好達治のお墓と記念館を併設している本澄寺のご住職でした。

　今回は、藤野恵美の淀川の風物を描いた『淀川八景』を中心に、谷崎の『蘆刈』や『土佐日記』にも登場するという＜鵜殿＞を、三好達治のお話を絡めて遊歩したいと思います。

＊どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。

＊集合場所・集合時間など、詳しくは事務局（電話：06-6775-1567　Fax：06-6775-1568）へ
お問合せください。

＊緊急事態宣言などが発令された場合は中止

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・マスクの着用は、ご自身でご判断ください。(スタッフは着用させて頂きます)

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